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FAQ
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このページでは、トリプル・アイ/winの導入をご検討中のお客様から、よくいただく質問とそれに対する回答をご紹介させていただきます。

DOSのトリプル・アイで作った画面が大量にあります。この画面ファイルはトリプル・アイ/Winでもそのまま使えるのですか?

トリプル・アイ/Winの開発において一番重視したのは、従来資産の継承、すなわち互換性です。もちろん画面ファイルはそのままでも使えます。といってもDOSの画面イメージがそのまま出てくる訳ではありません。トリプル・アイ/WinがちゃんとWindows風のスタイルに自動的に置き換えて実行します。また、新たに改造や機能拡張を施すことも可能です。



DOSの時はトリプル・アイとC言語を使って開発をしていました。トリプル・アイ/Winの対応言語はVisualC++となっていますがC言語では無くC++の知識が新たに必要なのですか?

いいえ、トリプル・アイ/WinのVisualC++用インターフェースの用意しているアクセス関数は、従来同様C言語の関数です。コンパイラとしてはVC++を使いますが、あくまでもC言語のプログラムとして開発できます。ですからソースコードの互換性が保たれている訳です。オブジェクト指向やクラスの概念、WIN32、MFC、ATL等の知識は特に必要ではありません。



トリプル・アイ/WinはWindows3.xやWindowsNT3.xで使えますか?

トリプル・アイ/Winそのものは32ビットプログラムです。16ビット環境であるWindows3.x以前のWindowsでは動きません。またWindowsNT3.xは32ビットですがOSに内在する問題によりトリプル・アイ/Winでは動作保証いたしません。Windows95、98又はWindowsNT4.0、2000、Xp以上でお使いください。



DOSの時はPSRUNとPSCSIをメモリーに常駐させた上でCOBOLプログラムを起動していましたが、トリプル・アイ/WinでもPSRUNが存在するのですか。またメモリーに常駐するのですか?

トリプル・アイ/WinにもPSRUNが存在します。PSRUN.EXEとPSRUN.DLLという2つのファイルがありますが、トリプル・アイ/Winの実体はPSRUN.DLLの方です。EXE版とDLL版の2つのPSRUNが有ってどちらを使っても良いという訳ではありません。COBOLからのご利用の場合PSRUN.EXEから起動しますが、PSRUN.EXE自体は具体的な画面処理は何も行わずPSRUN.DLLを呼び出します。PSRUNはメモリー常駐はせず、トリプル・アイ/Winを使用するプロセス毎に起動され、プロセスの終了と共にPSRUNも終了します。

コンソールインタフェースはPSCSIでは無くOS/2版と同じくCSIEXEC.EXEという名前のファイルになっています。C言語からの使用では直接PSRUN.DLLを使いますのでPSRUN.EXEは使用しません。PSRUNもPSCSIも複数同時に起動してマルチプロセスで使用することができます。



せっかくWindows化するのなら、今の画面ファイルに手を入れてでも大きなサイズの画面を作りたいのですが可能ですか?

DOS版のトリプル・アイが扱える画面サイズは80桁×25行が最大(25行目はシステム行)でした。入出力フィールドは200個、選択項目は99個までという制約もありました。トリプル・アイ/Winの扱える画面の大きさは、OS/2版のトリプル・アイ/2と同じです。
画面サイズ=150桁(文字)×66行
入出力フィールド=850個
選択項目=800個
までの画面を開発し扱うことが可能です。これは将来さらに拡張される可能性があります。またこれに伴い、画面全体を自動的にスクロールさせる機能等も付加されています。



伝票入力を中心とした事務処理系のアプリケーションの開発が多いので、どちらかというと、キーボード操作中心のDOSのトリプル・アイのような操作イメージを希望するのですが、トリプル・アイ/Winではどのように変わるのでしょうか?

トリプル・アイ/Winでは、フィールド間のカーソル移動などオペレータから見た操作イメージはDOSの時と殆ど変わりません。つまり、ENTERキーによるカーソルの左から右、上から下への移動や、矢印キーによる上下左右への移動なども全く従来通りの画面操作が行えます。もちろんマウスでクリックしたフィールドにフォーカスを移動することも出来ますが、マウスを使わないキーボードのみでのオペレーションも可能です。



DOSやOS/2では、色が8色しか使えませんでしたが拡張されているのでしょうか?

トリプル・アイ/Winは新しい色コード体系を供えており、178種類の色が使えます。従来の画面ファイルに設定されている色や、COLORコマンド等による指定色も対応する新しい色コード体系の色に自動マップします。



トリプル・アイ/Winは画面用商品のみで、帳票用レポートプロセッサーは無いと聞きましたが、帳票はどのように作成すれば良いのでしょうか?

DOS版に存在する、別商品としてのレポートプロセッサーはありません。しかし、トリプル・アイ/Winには独自の「論理画面ハードコピー機能」があります。この機能は、本来トリプル・アイ/Winで作成した画面の表示内容をメモとして紙に残す機能として開発されました。したがって帳票用に特別のコーディングを必要としないのが特徴です。

単純に使用すれば単なるメモ機能とも言えますが、トリプル・アイ/Winでは150桁×66行の画面を作成でき、この大きさは従来の15インチストックフォームに記録できるデータ量にほぼ匹敵します。そこで、帳票フォームを画面として作成し、これをハードコピー機能で印刷すれば、DOSで作成されていた帳票のかなりをカバーすることもできます。この機能はWidowsが標準装備しているPrintScreenとは全く異なり、実際には画面上に見えていない不可視の画面が印刷できたり、画面の実行イメージそのものではなく、タイトルバーやメニューバー等のGUI部品は外して、帳票らしい体裁を整えて印刷させることができるなど、応用性が高い機能です。

これはオプションでは無く標準機能としてトリプル・アイ/Winに装備されています。但しDOS版のレポートプロセッサーとの互換性はありませんので、これの資産は継承できないことにご注意ください。トリプル・アイ/2に存在する同様の機能からは遥かに強化した内容となっています。



対応言語が、VisualC++、VisualBasic、MF-COBOLとなっていますが、他の言語からは使用できないのでしょうか。また今後対応言語は増える予定ですか?

現在公式サポートは3言語です。ただし他の言語で使用できないという訳ではありません。ちなみにVC/VB用インタフェースは DLL(ダイナミックリンクライブラリ)です。 C言語関数をCALLできる機能を持った言語であれば、大抵の言語から呼び出せる可能性があります。また、MF-COBOL用インタフェースもDOS、OS/2版と同じくコンソール入出力の横取りで動作するものです。すなわちコンソールI/0が行える大抵の言語で使える可能性があります。但し、公式サポートはありませんのでユーザー責任でお使いいただくことになります。すでにいくつかの言語では実績もあります。公式な多言語対応については現在前向きに検討しています。詳細は個別にお問い合わせください。



トリプル・アイ/Winは西暦2000年問題に対応していますか?

もちろん、対応しています。



トリプル・アイ/dos+QuickBasicで作成した資産があります。バージョン3.10からVisualBasicが対応言語に加わりましたが、これのwin32化に利用できますか?

もちろん利用できます。VisualBasic用のトリプル・アイコマンドプロシージャは、 QucikBasic用のiiiコマンドプロシージャからの上位互換性を有しています。プロシージャの名前やFunctionとSubの種別や引数の並びやFunctionの戻り値など、全てが同じです。プロシージャの名前の大文字と小文字の使い方が違っていますが、VB統合環境でのコードの表示を行うと、正しい表現に自動的に修正されます。



VisualBasicでトリプル・アイ/winを使用する場合、VisualBasicのFORMオブジェクトも使用するのですか?

トリプル・アイ/winを利用するアプリケーションでは、VisualBasic自身が提供するユーザーインターフェース機能は全く使いません。統合環境で新しいプロジェクトを作ったとき自動的にForm1オブジェクトが作られますが、これはメニュー項目の[プロジェクト]−>[Form1の開放]を選んで削除してください。



DOS版トリプル・アイでIMENUを使用していました。トリプル・アイ/winにはWindows版IMENUが附属するのでしょうか?

DOS版トリプル・アイに附属していたIMENUのWindows版は存在しません。IMENU.EXEは、もともとチャイルドプロセス起動に制約の多いDOSのLevelIICOBOL用に開発したプロダクトです。OS/2やWindowsの世界では、プロセス起動そのものは言語によらずさして困難ではないことと、同期起動しか存在しないDOSと異なり、非同期起動も考慮しなければならないマルチタスク環境においては、メニューに求められる機能も複雑になることから、現在のところ提供しておりません。



トリプル・アイ/winを利用するVisualC++アプリケーションから、トリプル・アイ/Winを経由せず、独自に画面関係のWindowsAPIを直接使用したいのですが可能ですか?またトリプル・アイ/winが生成した画面上に、アプリケーションが独自にグラフィック描画などを行うことは可能でしょうか?

多くのWindowsAPIでは、ウィンドウのハンドル(識別番号)を必要としますが、それをアプリケーションが取得できる機能はトリプル・アイ/Winが用意しておりますので、画面関係のWindowsAPIを直接使用すること自体は可能です。ただしトリプル・アイ/Winが生成した画面上に直接グラフィック等を独自描画することは種々の制約や問題があり得策ではありません。このような動作が必要な場合は、トリプル・アイ/Winの子となるウィンドウをPSRUNのスレッド内でアプリケーションが生成し、その中に描画するようにしていただくことをお勧めしております。そしてそれを実現するための機能はトリプル・アイ/Winが用意しております。この機能を利用すると、トリプル・アイ/Winが通常サポートしていない、もっと複雑な機能を持った画面を作成することも可能です。これに関してはいくつかの注意事項や考慮すべき点がありますので詳細は個別にお問い合わせください。

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