iii/dosやiii/2がサポートしていた色は8色(一部16色モードを使用)でした。iii/winではこれを大幅に拡張し、内部的にはフルカラー対応としました。しかし、RGB(256×256×256)の値の全てを個々に指定できても、事務処理系アプリケーションにおいてはあまり意味がありません。
iii/winでは独自にカラーパレットを設け、文字の前景、背景、線、塗り込みについて、それぞれ176の色と、「透過」、「ビット反転」という特殊な色コードを加えた178色をサポートします。この178色には、256色モードでは表現できない色を含んでいます。
iii/winでは開発時及び運用時にHighColor以上の色表現能力のマシンを使用していただくことが原則となります。256色モードを使用された場合、一部の色は、他の色に自動的に置き換えられますので、画面イメージが変わる可能性がありますが、全く動作できない、とかエラーになる訳ではありません。
iii/dos、iii/2で作成した画面をiii/winのエディターでさらに手を加えることにより、非常に色彩豊かな画面に変えることができます。さらに、罫線の種類やスタイルも拡張されています。3Dイメージの罫線も追加されています。
「トリプル・アイ」シリーズでは、このような色や罫線、背景等バックグランドの変更は単純に画面エデイターによる画面ファイルの修正のみで対処できます。アプリケーションのソース変更、リコンパイル、再リンク等は必要ありません。
iii/winでは、ウィンドウスタイルの各種の属性を画面開発時に画面エディターの「ウィンドウの属性設定」パネル上で簡単に設定することができます。タイトルバーや、システムメニューの有無、ウィンドウ枠線の種類、表示フォントの指定、タイトルバー文字列の設定等です。このように画面設計の自由度が上り、設定できる項目の種類もiii/2よりも遥かに充実しました。 |
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