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iii/win
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iii/winで使用できるプログラム言語としては、現在3種類を公式にサポートさせていただいています。Microsoft VisualC++、Micro Focus COBOL(NetExpressを含む)、もう一つはMicrosoft VisualBasicです。VisualBasic以外は、DOSやOS/2でも多く使われた実績を持つ言語のWin32版で、iii/dosやiii/2からのアプリの移行に威力を発揮します。具体的にiii/winをプログラム言語から使う時はiii/winの本体である画面プロセッサーをダイレクトに呼び出すのでは無く、iii/winが用意している言語インタフェースを経由して呼び出していただきます。実際に提供させていただく言語インターフェース製品は2種類あります。

一つは、Microsoft VisualC++及びMicrosoftVisualBasic兼用のインターフェースです。これはiii/win本体の画面プロセッサーが内蔵する各種画面制御機能に対応する命令をC言語の関数形式に置き換えライブラリ化したDLLで、アクセスライブラリと呼びます。iii/dosやiii/2のC言語用アクセスライブラリと高い上位互換性があります。つまり、C++のクラスライブラリではなく、あくまでもC言語関数のライブラリです。C言語関数のDLLをcallでき、関数の値をレスポンスとして受け取ることのできる言語であれば、VisualC++やVisualBasicで無くても使用できます。

もう一つのMicro Focus COBOL(NetExpressを含む)用のインタフェースは、標準コンソールへの入出力動作を横取りして動作するもので、コンソールインタフェースと呼びます。COBOLのDISPLAY命令でiii/winに対するコマンドとパラメータを送出し、ACCEPT命令でiii/winからのレスポンスを受け取ります。コマンドの体系はやはりiii/dosやiii/2からの高い上位互換性を誇っています。前述のアクセスライブラリと異なり、動的に入出力動作を横取りして動作するためプログラム言語で作成されたアプリケーションとリンクすることもありません。出来上がったCOBOLアプリケーションは、独立したCOBOLプログラムとしてデバッグが可能で、不具合発生時の問題点切り分けにも優れた構造です。ですから標準コンソールへの入出力機能を持つ言語であれば、他社のCOBOLやCOBOL以外の言語からでも使えます。

現在主にサポートの問題で、公式サポートはこの3言語のみとしています。しかし、前述の通りトリプル・アイ/Winの仕組み自体は本来言語に依存するものではありません。画面機能は全てiii/winに任せるということになりますので、言語インターフェースを通じてiii/winを呼び出し、レスポンスを受け取ることができる言語であれば何を使っても良い訳です。他の言語からの使用に関しては、ユーザー様がすでに多くの実績(Borland C++、Borland Delphi、Borland Visual dBASE、Visual DataFlex、Fujitsu PowerCobol97、Fujitsu FBASIC V6.3、ACUCOBOL、Hitachi COBOL85 etc.)をお持ちであることを確認しております。言語によっては、言語ベンダー様が用意されているiii/winとの接続用ライブラリ等を別途必要とする、または使用した方が使いやすいというケースがあります。詳細は個別にお問い合わせください。

iii/dosオリジナル画面例
iii/win LL自動変換画面例

iii/win DP自動変換画面例
LL変換後iii/winエディターにより
編集を加えた画面例

OS/2はWindows同様GUI環境のOSですから、iii/2からiii/winへはほぼそのままのイメージで移行できます。問題になるのは、OS自体のlook&feelルックアンドフィールが全く異なるiii/dosからiii/winへの移行です。デフォルトの画面背景色は、DOSでは「黒」ですが、windowsでは「白」であり、これだけでも大問題です。DOSで良く使用されていた白色の文字を、そのまま白色で描画したのでは全く見えません。かといって背景色をDOSと同じ黒色にしたのではまるでDOSプロンプトが動作しているようであり、せっかくwindows化したのに少し残念な気がします。

iii/winは、DOSの時の画面を単にそのままWindows上に再現するのでは無く、色合いの変換も含めて画面全体をGUIに相応しいスタイルに自動変換します。LL変換と称するデフォルト変換モードでは、iii/dosでの設計色を尊重しながらも背景は明るい色、ペイントは淡い色、文字は濃い色に変換します。色の変換機能には、iii/dosでの実行イメージの近似性を重視するDP変換モードの他、さらに詳細の変換条件を個別に指定する機能もあります。一旦自動変換された画面ファイルをiii/winのエディターを使用して更に編集を加え、色を変更又は増やしたり、3Dイメージの罫線やGUIコントロールを追加したり、フィールド数増やして大画面化するること等も自由に行えます。変換後メニューバーに表示されるメニュー項目は、iii/dosにおいてはファンクションキーのガイダンスとして登録され、画面最下行に表示されていた内容です。また、これとは別にもっと自由で複雑な多階層メニューを新たに作成する機能もあります。

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