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iii/win
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Windowsには、ボタンやリストボックスと言ったGUIコントロールが存在します。GUIコントロールに関してはiii/2と同レベルのものをサポートします。DOS版のトリプル・アイ画面にはもともとGUIコントロールは存在しませんでしたが、これらを追加して利用することもできまし、従来同様通常の固定文字、入出力フィールドと背景のみで画面を構成することもできます。今のところあまり多くの種類のGUIコントロールはサポートしていませんが、これらは今後追加される可能性があります。GUIコントロールをiii/winで扱う場合は、iii/dosのフィールドの種類が増えたようなものと考えていただければ解りやすいと思います。現在iii/winがサポートしているGUIコントロールは以下の通りです。

(1) 【プッシュボタン】(別名コマンドボタン)
(2) 【ラジオボタン】(別名オプションボタン)
(3) 【チェックボックス】(2ステート、及び3ステート)
(4) 【リストボックス】

これらは、Win32標準のコントロール(Windowsコモンコントロール)です。上記以外にiii/win独自のコントロール的な機能として以下のものがあります。

(1) 【入出力フィールド】
iii/dos、iii/2と全く同じ動きを行う入出力フィールドです。これはWin32のエディットボックス(テキストボックス)やスタティックテキスト(ラベル)ではありません。これにより、iii/winアプリのユーザーは従来のiii/dos、iii/2アプリと全く同様の操作感覚でWin32アプリケーションを利用できます。
(2) 【選択項目】
iii/dos、iii/2と全く同じ動きをサポートする選択項目です。おなじみのSELECT命令で動作します。
(3) 【MLF】(マルチラインエントリーフィールド)
iii/2で追加された複数行入力を可能とするフィールドです。
(4) 【リストボックス】

これらのコントロールを組み合わせて活用されることにより、よりGUIらしい、GUIの特性を生かしたアプリケーションを作成することも可能です。

トリプル・アイ」に限らずDOSの画面の大きさは普通は80文字×25行で構成されていました。Windowsでは、画面に物理的に表示できる文字数はマシンの解像度や選択されているフォントのポイント数(サイズ)等によって変わってきますが、一般に80文字×25行よりもはるかに大きな画面を作成できます。iii/winではiii/2と同じく150文字×66行までの画面をサポートします。また、80文字×25行を超えているかどうかに関わらず、iii/winの画面はマウス操作等により動的にサイズ変更が可能です。この時、物理的に表示内容が収まり切らない場合、iii/winは自動的に縦横のスクロールバーを表示し、画面にスクロール機能を付加します。スクロールバーイベントのハンドリングとそれに伴う画面の再描画などはiii/winが自動的に行います。
また、画面の表示範囲外へ入力がかかった時もその入力フィールドが現在の画面内で見えるように自動的にスクロールします。このあたりの機能はiii/2と全く同じです。アプリケーションのソース上でこれらを意識したコーディングを行う必要はありません。また、画面全体に対するフォントの指定や選択機能があります。フォント関係の機能はiii/2より拡張しております。iii/winでは個々の画面の属性としてフォント情報を持っており、設計(開発)時に画面単位で任意のフォントを使うこともできます。起動パラメータ、及びプログラムからのコマンドでフォントを指定することもできますし、実行時にオペレータがフォント選択ダイアログを開いて自由にフォントを切り替える事もできます。但し、選択できるフォントは固定フォントに限られます。桁を意識した画面制御を行うiii/winでは残念ながらプロポーションナルフォントは選べません。

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