パーシモンシステム
LLL/Ajax
LLL/.net
これからの企業システムに革新をもたらす「スマートクライアント」+「LLL/.net」
スマートクライアントとは スマートクライアントの必要性 LLL/.netとは


ブロードバンドの普及により、企業システムを、従来のクライアント/サーバーモデル、いわゆるファットクライアントではなく、ブラウザベースのWebシステムであるシンクライントでの実装を試みるケースが増えてきました。しかし最近ではそのシンクライアントに対しても様々な問題が認識されるようにもなっています。

ファットクライアントは、利用者に対してすぐれた操作性や機能を提供するものの、配布や運用など管理にかかるコストが高くなることが問題とされています。
この問題を解決するものとして多層モデルであるシンクライアントに期待が集まるわけですが、実はブラウザベースであることから受ける制約も多く、従来のファット クライアントに相当する操作性や機能性を提供することは困難です。管理側の運用コストが下がったとしても、ユーザー側で生産性の低下を招くようであれば、全体的なコスト削減にはなりません。
ユーザーの利便性をはかるためにシンクライアントでデザインに凝ろうとしても、開発生産性が下がることとユーザーインターフェースやデータが常にネットワークを通じて転送されるため、転送量が増えてレスポンスの悪化を招くこともあります。そしてなによりシンクライアントは、常時ネットワークに接続していることを前提としておりますがこれが現実には意外とネックになることもあります。

私どもはこれらの問題を払拭し、これからの企業システムに革新をもたらす次世代リッチクライアントシステムとして.NetFrameworkによる「スマートクライアント」ソリューションのご採用を皆様にお奨めします。そして、この「スマート クライアント」アプリケーションを具体的に実装する手段として、開発ツール「LLL/.net」を提案いたします。


LLL/.net
  スマートクライアントとは

スマートクライアントは、PC のパワーと Web の運用性の両立を実現します。
スマートクライアントとは従来はトレードオフの関係にあると言われたファットクライアントとシンクラインアトの良い所だけを併せ持ったシステムです。
スマートクライアントアプリケーションは、ブラウザ ベースのアプリケーションと同じく、Web サーバーからクライアントPCに配布できます。配布されたスマート クライアント アプリケーションは、サーバーに置かれた最新版のソフトウェアに適合するよう自動的に更新することができ、システム部門が配布コストを低減できるようになります。
スマート クライアントはオフラインでも機能するよう設計できます。これは、スマート クライアントがブラウザベースのアプリケーションと大きく異なるメリットです。クライアントに配布されクライアントのローカル環境にインストールされて動作できるスマートクライアントは、クライアントPCの強力なローカルリソースを自由に使えるため、操作性、高速性に優れたアプリケーションを構築できます。

ただし、マイクロソフトは、スマート クライアントというアプローチがどんな状況にも適合するソリューションになるわけではないとホームページで言っています。
たとえば、Web ブラウザベースのモデルは、ときとして不明なプラットフォームを含む広範なプラットフォームをサポートしていることから、依然としてオンラインショッピングの主役であり続けるでしょう。しかしながら、企業においては、スマート クライアントが唯一無二のパワーと柔軟性を提供するものとなるとも言っています。私どももこの点において全く同感です。要は適材適所ということを考えることは、どのような場合であっても重要です。

  スマートクライアントの必要性

ファットクライアントとシンクライアントといった従来のシステムの優れた点のみを継承して進化を遂げたスマート クライアントは、次世代リッチクライアントの本命とも目されています。
LLL/.net
 
LLL/.netは、スマート クライアントとして必要な機能を有したアプリケーションの開発環境を提供します。
Windowsフォームを利用したユーザビリティの高いアプリケーションや、XML Webサービスを経由してADO.netを利用したデータベースアクセスをおこなうプログラムを短期間で開発することができるツールです。
スマートクライアントによる業務アプリケーションで必要となる、.NetFrameworkの新しい技術を使ったフォーム制御、データベース制御、Webサービスなどの決まった機能は、実装済みのコンポーネントと、プログラムテンプレートが提供しますので、技術者の方による品質のバラツキが減少し、標準化も進みます。とりあえず細かい技術の習得は後回しにして開発に着手できます。


 
LLL/.netアプリケーション構造図

スマートクライアント+LLL/.netの利点
  Windowsフォームを利用することで、C/Sシステムと同じく高い操作性を実現できる。  
  クライアントローカル環境で実行されるため、ファイル参照やプリンタといったローカルリソースを活用したリッチで高度な機能を提供できる。  
  Webサーバから、クライアントへのアプリケーション配布や更新を自動的におこなえることで、運用管理コストが低減する。  
  サーバ/クライアント間のデータ通信をXML Webサービス経由でおこなうことがでインターネット環境が利用でき可搬性に優れる。  
  クライアントでアプリケーションを実行するため、インターネット非接続環境でも利用できるよう実装することができる。  
 

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