
ブロードバンドの普及により、企業システムを、従来のクライアント/サーバーモデル、いわゆるファットクライアントではなく、ブラウザベースのWebシステムであるシンクライントでの実装を試みるケースが増えてきました。しかし最近ではそのシンクライアントに対しても様々な問題が認識されるようにもなっています。
ファットクライアントは、利用者に対してすぐれた操作性や機能を提供するものの、配布や運用など管理にかかるコストが高くなることが問題とされています。 この問題を解決するものとして多層モデルであるシンクライアントに期待が集まるわけですが、実はブラウザベースであることから受ける制約も多く、従来のファット クライアントに相当する操作性や機能性を提供することは困難です。管理側の運用コストが下がったとしても、ユーザー側で生産性の低下を招くようであれば、全体的なコスト削減にはなりません。
ユーザーの利便性をはかるためにシンクライアントでデザインに凝ろうとしても、開発生産性が下がることとユーザーインターフェースやデータが常にネットワークを通じて転送されるため、転送量が増えてレスポンスの悪化を招くこともあります。そしてなによりシンクライアントは、常時ネットワークに接続していることを前提としておりますがこれが現実には意外とネックになることもあります。
私どもはこれらの問題を払拭し、これからの企業システムに革新をもたらす次世代リッチクライアントシステムとして.NetFrameworkによる「スマートクライアント」ソリューションのご採用を皆様にお奨めします。そして、この「スマート クライアント」アプリケーションを具体的に実装する手段として、開発ツール「LLL/.net」を提案いたします。
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