 |
snoとは、LLL/winのプログラムで発生したイベントについて、「どのフォームでイベ ントが発生したか」を変数で表記したものです。基本的にsnoは、S+[フォームID]とい う書式であらわされます(例:あるプログラム中で、SAMPLE1・SAMPLE2・SAMPLE3という 3つのフォームが使用されていた場合、それぞれのsnoはSSAMPLE1・SSAMPLE2、SSAMPLE3 になります)。
fnoとは、LLL/winのプログラム上にあるフィールドを変数で表記したものです。書式 としては[フォームID]_[コントロールのオブジェクト名]という書式でこの変数は定義さ れます(SAMPLE1というフォーム上にText1というフィールドを定義した場合、そのコン トロールのfnoはSAMPLE1_Text1になります)。
これらsno、fnoは、LLL/winのフォーム制御関数や、メインモジュールのフォーム オウン記述部でよく使用されます。オウンコード中でフォーム制御関数を直接使用する 必要がある場合や、フォームオウンで特定のコントロール上で発生したイベントに対し てアクションを起こす際に必要となります。
コーディング例1
SAMPLE1というフォーム上のTEXT1というフィールドにフォーカスを移す場合
Call CFPOSN(SSAMPLE1,SAMPLE1_TEXT1,0)
コーディング例2
SAMPLE1というフォーム上のCOMMAND1というコマンドボタンがクリックされたとき、 変数retにTEXT1というフィールドの内容を取得する場合
(フォームオウンの「Click」オウンに記述)
If fno =SAMPLE1_COMMAND1 Then
ret = CFVGET(SSAMPLE1,SAMPLE1_TEXT1,0)
End If
|